「板門店宣言履行のための南北労働者統一サッカー大会」が11日、ソウルのワールドカップスタジアムで開催された。 同イベントの開催は3年ぶり。
南北労働者統一サッカー大会は1999年に平壌で初開催され、今回で4回目の開催となる。 今大会は特に、4.27南北首脳会談以降初の南北共同民間イベントとなることから、板門店宣言履行に一助するものと言える。
今イベントは、南の韓国労働組合総連盟(韓国労総)と全国民主労働組合総連盟(民主労総)の招請に、北の朝鮮職業総同盟(職総)が応じて実現したもの。
猛暑にも関わらず、スタジアムには3万余人の観客が試合を観戦する為に詰めかけた。
試合は韓国労総代表チームと職総の建設労働者チーム、民主労総代表チームと職総の軽工業労働者チームがそれぞれ対戦した。
北側労働者代表団は10日午前にソウル入りし、市内のホテルで南側代表との労働団体代表者会議を行い、今後の交流などについて議論した。 また、ソウル市の竜山駅に設置された日本による植民地時代に強制徴用された労働者を象徴する像への献花を行った。
12日には東大門市場の劣悪な労働環境の改善を求めて1970年に焼身自殺した全泰壱氏や、統一運動家の文益煥牧師らの墓地を訪れる予定だ。
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