南北高位級会談が13日、板門店の北側施設「統一閣」で行われた。
会談では、金正恩国務委員長と文在寅大統領の3回目の南北首脳会談を9月中に平壌で開催することで合意、共同報道文が出された。
北側代表を務める李善権祖国平和統一委員会委員長は、「板門店宣言」以来、行われてきた各分野別協議について言及、北南関係が現実的な意味で、まさに大転換が起きていると述べた。
李委員長は「昨年末までをみても、目に入り耳に入るものは、どこで衝突が起こった、どこで不信と反目が生まれた、どこで敵対行為が起こった、全部こんな調子だった。 今のように和気あいあいとした雰囲気の中で、互いに会って話をやり取りして対話が進むのは、意思疎通ができるということを意味する」と強調した。
また、南北が「莫逆の友」になったという記事を目にしたといい、「北と南の思考点が同じで、もう、互いが互いの意図を逆なでせずに、共に手を取って進み行く時代になったと実感するようになった」と述べた。
李委員長は会談議題と関連して「板門店宣言」履行事項の点検と南北首脳会談について言及、「北南首脳の平壌面談(計画)が進行しているだけに、この問題を論議すれば、これから民族が願う、所望の問題に明確な答えを与えられるはず」と語った。
これに対し、南側主席代表の趙明均統一部長官は「北側の諺に『一つの船に乗れば一心になる』という諺があると聞いている。 「莫逆の友」とおっしゃられたがほぼ同じ意味だ」と述べ、「(南北が)互いに同じ気持ちでやっていくことが非常に重要だと改めて感じている」「今日の会談もそんな気持ちで行えば、解けない問題はないと思う」と語った。
北側の李委員長は会談終了後の記者との質疑応答で、9月中に平壌で行われることが決まった今年3回目の南北首脳会談について「日程はもう決まっている」と明らかにした。
李委員長は「記者が気になるように(具体的な)日程については話さなかった。 記者が気になってこそ、取材する面白みがある」とした。 また、今日の会談はうまくいったのかとの質問には「うまくいった」と答えた。
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