朝米軍部が実務接触 朝鮮住民の遺体返還を協議

朝鮮人民軍と在韓UN軍(米軍)が14日、板門店共同警備区域(JSA)で実務接触、昨年韓国軍が西海の大延坪島沖で収容した朝鮮市民とみられる遺体1体の引き渡しを協議した。 協議後、遺体は朝鮮側に引き渡される模様だ。

朝鮮軍と在韓UN軍の実務協議は先月16日以来、1か月ぶりとなる。 在韓UN軍関係者は、今回の実務協議は「(両者間)関係が良くなったため」行われたものと説明している。

6月の朝米首脳会談で金正恩国務委員長とトランプ大統領は米兵の遺骨返還に合意、先月27日には55柱の遺骨が返還されている。 返還される遺骨については、トランプ大統領がその数を約200柱としていたことから、朝米が共同で遺骨発掘作業を行ったりする可能性もある。

米国防総省 捕虜・行方不明者調査局(DPAA)のマッキーグ局長は11日(現地時間)、朝鮮における米兵の遺骨発掘作業について「今年の秋に朝鮮と交渉することを願い、来年の春に朝鮮に入ることを希望する」と語った。

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元記者。 過去に平壌特派員として駐在した経験あり。 当時、KEDOの軽水炉建設着工式で、「星条旗よ永遠なれ」をBGMとして意図的に流しながら薄ら笑いを浮かべていた韓国側スタッフに対し、一人怒りを覚えた事も。 朝鮮半島、アジア、世界に平和な未来が訪れんことを願う、朝鮮半島ウォッチャー。 現在も定期的に平壌を訪問している。