アメリカのポンペオ国務長官が16日(現地時間)、閣僚会議でトランプ大統領から対朝鮮関連現況報告を求められ、朝米関係が進展を見せており、間もなく大きな飛躍を果たすことを願うと答えた。
ポンペオ長官は「過去数か月の間、朝鮮からの追加的なミサイル試験や核実験はなかった」とし、「私たちは、朝鮮の住民のより明るい未来へ向かう道について、彼らとの対話を続けている」と強調した。
ポンペオ氏は「55柱の遺骨が還ってきた。国防省が今後、数十ではなく数百柱の朝鮮戦争戦没将兵の遺骨が戻ってくるよう、後続段階の作業を進めている」と説明、「朝米関係は進展を続けており、間もなく大きな飛躍(a big step)を果たすものと期待する」と強調した。
ポンペオ氏の近日中の4度目の訪朝が噂される中、氏が「大きな飛躍」に言及したことについて、朝米間の水面下接触で何らかの大きな進展があったとの見方が出ている。
一方、米国務省ナウアート報道官は14日定例ブリーフィングで、ポンペオ長官の4度目の訪朝が近いとの報道に対し、「今発表する会談や出張の予定はない」と答え、「米国と朝鮮の交渉と対話は、通常的に行われる定例コースとなる。我々は非核化を追求しながら朝鮮との会談と交信を行う」と述べた。
また、朝鮮が非核化措置を取っていないと主張するボルトン国家安保補佐官の発言に対し、ポンペオ長官も同意するのかとの質問には、「我々は明らかに進展していると思う」と反駁、「朝鮮から米軍遺骨が戻ってきたし、これは正しい方向に行われた措置」「我々は何年も対話しなかった国と対話しており、今の状況は、1年前や6~8ヶ月前と比較しても全く違う」と強調した。
報道官は「金正恩国務委員長がトランプ大統領に非核化を約束しただけに、我々は対話を続けている。このような対話のための善意の努力(good faith effort)を続けていく」としながら、「我々が言うことができるのは、朝鮮との対話が、はるかに日常的に行われているということだ」と付け加えた。
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