韓国来年度予算案 南北経済協力事業46%増に

韓国政府が28日、2019年度予算案を発表、南北協力基金として前年度より14.3%多い1兆1400億ウォン(約1140億円)を計上した。 4.27板門店宣言の履行に沿ったもの。 南北協力基金は2016年度以来、3年ぶりに1兆ウォン台を回復した。

内訳を見ると、朝鮮の鉄道と道路の近代化などの南北経済協力事業に1600億ウォン増の5044億ウォンの協力基金を充てる。 これは前年比46%増となる。

協力基金には朝鮮の山林を復旧させるための育苗場の近代化、山林病害虫の防除に関連した経費も計上された。

また、南北の離散家族の交流拡大に向けた協力基金も、今年度の120億ウォンから336億ウォンに増額される。 6回の再会行事と3回の故郷訪問の実施を想定したもの。 金剛山の離散家族面会所の全面的な改修工事予算も含めた。

これにより、統一部の予算案は一般会計が2184億ウォン、南北協力基金が1兆1400億ウォン、総額が1兆3188億ウォンとなる。

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元記者。 過去に平壌特派員として駐在した経験あり。 当時、KEDOの軽水炉建設着工式で、「星条旗よ永遠なれ」をBGMとして意図的に流しながら薄ら笑いを浮かべていた韓国側スタッフに対し、一人怒りを覚えた事も。 朝鮮半島、アジア、世界に平和な未来が訪れんことを願う、朝鮮半島ウォッチャー。 現在も定期的に平壌を訪問している。