南北首脳会談が18日から20日まで平壌で行われる。
金正恩国務委員長と文在寅大統領による南北首脳会談は、4月27日、5月26日に続いてこれで三回目。
これと関連して、韓国大統領府の鄭義溶国家安保室長が文大統領の特使として5日に平壌を訪問した。
金正恩国務委員長は朝鮮労働党中央委員会本部庁舎で訪朝した文大統領の特使代表団員に接見した。
席上で、鄭義溶室長が文在寅大統領の親書を金国務委員長に丁重に伝達した。
金国務委員長は文大統領の親書を読んで、大統領が北南関係の新たな進展を評価しながら、今後も多くの挑戦を英知でもって克服し、わが民族の明るい未来を開こうとする固い意志を披瀝した立派な親書を送ってくれたことに謝意を表すると共に、大統領の決心を全的に支持し、共感すると述べた。
また、自身も民族の前に担った使命と期待を忘れず力いっぱい努力して、わが同胞に一日も早くより良い結実を与える決心に変わりがないことと、この機会を借りて大統領に送る自身の温かい挨拶を伝えてくれるよう頼んだ。
金国務委員長は、文大統領と手を取り合って共に苦心して模索し、傾けた真摯な努力と果敢な決断によって誰も予測できなかった劇的な瞬間を作り出し、良好な合意を成し遂げたことで、長い歳月歪んでいた悲劇的な北南関係を正し、民族の和解と平和に向けた意義ある立派な成果を収めたことについて誇らしく思うと述べた。
また、史上初めて開かれた朝米首脳会談のために文大統領が尽くした誠心と労苦を高く評価し、いつもありがたく思っていると述べた。
金国務委員長は、今後、北と南が手を取り合って収めた今日のこれら全ての成果を大切にし、新たな平和の軌道、和解・協力の軌道に確固と乗った北南関係を引き続き脱線することなく真っ直ぐ繋いでいかなければならないと語った。
席上では、北南関係を引き続き加速的に発展させ、朝鮮半島の平和と安定を保障する上での多くの問題について虚心坦懐の談話をした。
金国務委員長は、朝鮮半島で武力衝突の危険と戦争の恐怖を完全に取り除き、この地を核兵器も、核脅威もない平和の地盤につくるというのが我々の確固たる立場であり、自身の意志であると非核化の意志を重ねて確約し、朝鮮半島の非核化実現のために北と南がより積極的に努力していこうと述べた。
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