朝鮮人民軍と在韓米軍(在韓UN軍司令部)が7日、板門店で将官級軍事会談を行った。 韓国の聯合ニュースが報じた。
今回の会談では朝鮮戦争戦没米軍遺骨返還問題などを協議した。
米軍遺骨返還問題は6月の朝米首脳会談で返還が合意された後、7月15日に朝米将官級軍事会談が行われ、27日に55柱の遺骨がアメリカ側に送還された。
会談では、朝鮮側が現在保管している米軍遺骨を返還する問題、朝鮮域内での朝米両国による遺骨共同発掘について議論された。
米国側は、遺骨発掘作業の地域の拡大と朝米両国の共同で作業することを提案、特に朝鮮戦争の激戦地となった長津湖周辺地域など、多数の遺骨が埋まっていると推定される地域での共同発掘を希望したとのこと。
また、米兵の遺骨発掘や返還のための費用を米側が負担することについても論議されたと伝えられた。
朝鮮おける米兵の遺骨発掘は1990年に始まり、2007年までに443柱が米国に返還された。この間、米国側は発掘費用として朝鮮に計2200万ドル(現在のレートで約24億円)を支払っている。
韓国政府筋は「今日の北側と国連軍司令部の将官級会談の雰囲気は悪くなかった」とし、米国側の提案に対する朝鮮側の反応が前向きだったことを示唆した。
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