「2回目の朝米首脳会談調整中、親書は関係進展の証拠」 ホワイトハウス報道官

2回目の朝米首脳会談が年内に開催される現実味が増してきている。

米国ホワイトハウスのサンダース報道官が10日(現地時間)、定例会見で「トランプ大統領が金正恩国務委員長の親書を受け取った。それはとても温かく、とても肯定的な書簡だった。」と明かした。

報道官は「金委員長の同意がない限り親書の内容は公開しない。 親書の主要目的は、トランプ大統領との首脳会談の開催を要請し日程を調整しようというもの」と明かし、「我々はこれに関しオープンであり、既にそれ(首脳会談)を調整する過程にある」と述べた。

これは、朝米両国が2回目の首脳会談に向けて動き始めたと言うことを示唆する。

サンダース報道官は「トランプ大統領は彼の政策でとても大きな成功を達成している。 この親書は、そのような朝米関係進展の追加的な証拠」だと語った。

また、次回米朝首脳会談がワシントンD.C.で行われる可能性については「我々は何かが起こることを願うし、それが実現できるよう引き続き努力している。」と答えた。

報道官は「2回目の会談のための対話は現在進行中であり、細部事項が出てきたら必ず知らせる」とし、朝米が調整に入っていることを繰り返し強調した。

報道官は、首脳会談後、朝米交渉が上手くいかず、それで再び首脳会談日程をとらなければならないのかという記者の質疑に対し、「朝鮮が善意を示すためにとった措置を考慮した時、事が上手く解けなかったとは思っていない」と答えた。

また、「結局、両首脳が対面して決定しなければならないし、特に朝鮮の場合ほぼ全ての事を金委員長が決定するので、彼は自分のカウンターパートナーであるトランプ大統領と対話したいはず」「我々はそれが重要だと考えるし、進展しているので嬉しく思う」と強調した。

金国務委員長の書簡は、インド、パキスタン訪問を終えて帰国したポンペオ国務長官がトランプ大統領に届けた。

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元記者。 過去に平壌特派員として駐在した経験あり。 当時、KEDOの軽水炉建設着工式で、「星条旗よ永遠なれ」をBGMとして意図的に流しながら薄ら笑いを浮かべていた韓国側スタッフに対し、一人怒りを覚えた事も。 朝鮮半島、アジア、世界に平和な未来が訪れんことを願う、朝鮮半島ウォッチャー。 現在も定期的に平壌を訪問している。