「10.4宣言11周年記念民族統一大会」が5日、平壌で開催された。
本大会は、2007年に故・金正日総書記と故・廬武鉉大統領によって発表された首脳宣言である10.4宣言の発表11周年を記念して、南北共同で行われた。
10.4宣言を記念する南北共同行事は今回が初であり、これは金正恩国務委員長と文在寅大統領が先月19日に署名した「9月平壌共同宣言」に沿ったもの。
これに先立って、韓国の趙明均統一部長官と与党「共に民主党」李海瓚代表が共同代表として率いる南側代表団160名が4日、平壌入りした。
人民文化宮殿で開催された大会には、南側代表団と北側人士、平壌市民ら約3000人が参加した。
金永南 最高人民会議常任委員長は演説で「歴史的な板門店宣言や9月平壌共同宣言を民族に与えたのは、永遠に輝く不滅の業績」「北と南、海外のすべての民族はこの歴史的な宣言を履行するため、総決起しなければならない」と強調した。
大会では板門店宣言と平壌共同宣言の履行の徹底を訴える共同呼掛け文を採択、「この地で戦争の危険を完全に解消し、核兵器や核脅威のない平和の地につくっていかなければならない」「板門店宣言と平壌共同宣言を徹底的に履行し、平和や繁栄、統一の新しい歴史をつくっていくべきだ」と強調した。
南側代表団は6日まで滞在し、科学技術殿堂の視察や玉流館での昼食、万寿台創作社の視察、中央植物園訪問などをする予定。 また、マスゲーム「輝く祖国」の観覧も計画されており、これは先月に文在寅大統領が観覧したものと同じ内容となる。
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