北側非武装地帯で韓国軍遺骨を回収 

朝鮮戦争時の韓国軍遺骨が北側非武装地帯(DMZ)にある「鏃(やじり)高地」(江原道 鉄原)で収集された。

同地では「板門店宣言の履行に向けた軍事分野合意書」に基づき10月1日から地雷撤去作業が進められており、その過程で発見し回収したもの。 南北は合意書に基づき、来年4月1日から10月31日までこの一帯で遺骨発掘を共同で行うことにしている。

韓国国防部の遺骨発掘鑑識団によると遺骨は2柱と推定され、地表面と地中から大腿骨や肋骨、頭蓋骨の一部が見つかったという。 認識票の持ち主は、韓国軍第2師団31連隊7中隊に配属されていたパク・ジェグォン二等中士(現在の兵長)と確認されたという。

鏃高地では1951年11月から53年7月まで韓国軍とUN軍が中国人民志願軍と激しい戦闘を繰り広げた。 韓国軍の戦死者は約200人、UN軍(米国、フランスなど)の戦死者は約100人と言われる。 朝鮮人民軍と中国軍の遺骨も埋まっているとみられる。

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元記者。 過去に平壌特派員として駐在した経験あり。 当時、KEDOの軽水炉建設着工式で、「星条旗よ永遠なれ」をBGMとして意図的に流しながら薄ら笑いを浮かべていた韓国側スタッフに対し、一人怒りを覚えた事も。 朝鮮半島、アジア、世界に平和な未来が訪れんことを願う、朝鮮半島ウォッチャー。 現在も定期的に平壌を訪問している。