金国務委員長、3回目の三池淵郡現地指導

朝鮮の金正恩国務委員長が両江道三池淵郡を訪れ現地指導した。

金国務委員長が三池淵郡の現地指導を行うのは今年3回目。

金国務委員長は三池淵郡邑地区の建設状況を了解し、邑地区に新しく建てられた住宅とサービス施設、公共施設を見て回りながら、「8月に来てみた時、骨組み工事がたけなわであったが、2ヶ月余りの期間に大部分が完工段階に入った。 本当に大したものだ。 三池淵郡が朝鮮労働党の願う山間文化都市の典型としての姿を表した」と述べ、施工を遜色なく立派にしたと評価した。

また、三池淵郡の建設に参加した全ての指揮官と軍人建設者、突撃隊員が、白頭山天池周辺の建設対象と邑地区の公共および産業建物、住宅建設、道路工事をはじめ、今年に計画された建設課題を成功裏に遂行していることについて高く評価した。

金国務委員長は、三池淵郡の建設実態と資材、労力保障実態、物資輸送実態を了解し、工事過程に提起される問題について報告を受けた。

金委員長は「内閣と三池淵郡建設指揮部が三池淵郡内の全ての重要建設を2020年まで4段階に分けて行うと計画しているが党の意図とは異なる、党は建設を3段階に分けて国家経済発展5カ年戦略期間内に終えることを構想し、願っている」と述べ、朝鮮労働党創立75周年を迎える2020年10月まで三池淵郡総建設計画を繰り上げて終えるように再び計画を立てて無条件に完遂すべきだという戦闘的課題を提示した。

金委員長は、2020年まで三池淵郡の建設を終えるうえで来年が要の意義を持つと述べ、邑地区の建設は来年度まで完全無欠に完工し、その他の重要工事を早めるための工程別、順次別、段階別、年次別目標を科学的に正確に設定し、国家的な力量を集中して力強く推し進めなければならないと述べた。

また、「毎度強調し、また強調することだが、いつまで無条件にしなければならないという焦りにとらわれて絶対に速度一面にだけ片寄ってはならない、他の事業も同じだが特に建設事業を見せ付け式、キャンペーン式にうわべ飾りをし、中身がないようにすれば人民と次世代からいつまでも叱られるようになる」「ひとシャベルの土を移し、1平方を壁塗りしても自分の家のように考えて、主人らしく良心的に几帳面に行って、建設物の質を最上の水準で徹底的に保つことによって全ての建築物を労働党時代の記念碑的建造物、万年大計としてうち建てなければならない」と強調した。

金委員長は、三池淵郡人民病院と三池淵郡科学技術図書館、追加されるホテルを立派によく建設すべきだという課題を提示し、必要な建設集団を追加編成するよう措置を講じた。 また、三池淵ブルーベリー飲料工場の建設場を見て回りながら、短期間に建設が多く進捗したと述べ、年末まで工場を完工するよう指示した。

金委員長は同日、三池淵ジャガイモ粉生産工場を再度現地指導した。

金委員長は、ジャガイモ貯蔵庫の中に隙間なくうずたかく積まれているジャガイモ山を見て喜び、三池淵郡で今年、例年にない不順な気候条件の下でもジャガイモ栽培で高い収穫を上げたことについて高く評価、ジャガイモ粉が大々的に生産されることに即して人民にジャガイモ粉の優越性と効率についても知らせ、ジャガイモ粉でいろいろな料理をつくる方法も広く紹介、宣伝して食生活に積極的に取り入れるようにすべきと述べた。

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元記者。 過去に平壌特派員として駐在した経験あり。 当時、KEDOの軽水炉建設着工式で、「星条旗よ永遠なれ」をBGMとして意図的に流しながら薄ら笑いを浮かべていた韓国側スタッフに対し、一人怒りを覚えた事も。 朝鮮半島、アジア、世界に平和な未来が訪れんことを願う、朝鮮半島ウォッチャー。 現在も定期的に平壌を訪問している。