南北の民和協、強制徴用巡る共同討論会を来年開催

統一問題に取り組む南北の民間団体である「民族和解協力汎国民協議会(南)」と「民族和解協議会(北)」が3日、金剛山で共同行事を行い、「3.1独立運動」から100年を迎える来年に強制徴用被害者問題を話し合う共同討論会を開催することなどを盛り込んだ決議文を採択した。

決議文には「強制徴用被害者共同討論会を行い、南北の民和協団体が合意した朝鮮人遺骨送還の南北共同推進委員会を現実的な要求に合わせ発展させていくことにする」と記された。

南側民和協の金弘傑代表常任議長と北側民和協の金永大会長は7月、平壌で会談、強制徴用で日本に渡った朝鮮半島出身者の遺骨送還のため、南北共同推進委員会を結成することで合意していた。

今回の共同行事は10年ぶりに開いた大規模なイベントで、韓国側から256人の代表団が訪朝、3日に分科会議や宴会などを実施し、4日は散策などを行い親交を深めた。

スポンサードリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

元記者。 過去に平壌特派員として駐在した経験あり。 当時、KEDOの軽水炉建設着工式で、「星条旗よ永遠なれ」をBGMとして意図的に流しながら薄ら笑いを浮かべていた韓国側スタッフに対し、一人怒りを覚えた事も。 朝鮮半島、アジア、世界に平和な未来が訪れんことを願う、朝鮮半島ウォッチャー。 現在も定期的に平壌を訪問している。