ロシアがUN安保理会議で朝鮮に対する金融制裁緩和を要求したことが確認された。
ロシアは対朝鮮制裁に関連する議論のために8日(現地時間)、UN安保理に非公開会議の召集を要請した。
これと関連して、ヘイリーUN駐在米国大使が記者たちに「ロシアが『銀行部門』で対朝鮮制裁解除を要求した」と明かしたとVOAが報じた。
ヘイリー大使は対朝鮮制裁の緩和を要求しているロシアに対し「ロシアは朝鮮から歓心を買おうとする試みをしており、すでに制裁関連でトリックを使っているので制裁解除を議論したがる」「ロシアの小さくて微々たる戦略は、朝鮮の現存する現実的な脅威を変える事はないだろう」と語り、「私たちは賢明に対処する必要がある」としロシアの要求を拒否した。
ロシアの働きは、先月9日、朝中露3カ国次官級交渉の結果、「朝鮮民主主義人民共和国が意義のある実践的な非核化措置を取ったことについて注目しながら、UN安保理が適時に対朝鮮制裁の調節過程を稼働させる必要性について見解の一致をみた」と明らかにして以来、中国とロシアが朝鮮制裁緩和ないし解除を促す声を高めていることを確認するものだ。
今月1日には、UN安保理議長国を務めるUN駐在中国大使もニューヨークのUN本部での記者会見で、UN安全保障理事会理事国が適切なタイミングで、対朝鮮制裁の緩和を考慮するという立場を明らかにしている。
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