ロシアのプーチン大統領が「朝鮮の非核化措置に進展があれば、それに相応する措置が取られるべきだ」と主張した。 シンガポールで行われた韓露首脳会談で語った。
韓国の文在寅大統領とロシアのプーチン大統領は14日(現地時間)シンガポールで首脳会談を行った。 両首脳は東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議に出席するためシンガポールを訪問中。
両首脳は、制裁緩和に向けた条件、状況、雰囲気について包括的に意見交換を行い、現在の朝鮮半島の状況に対する考えを共有した。
文大統領は「北がより果敢に非核化措置を取ることができるよう、ロシアが積極的な役割を果たしてほしい」と要請、これに対しプーチン大統領は「朝鮮の非核化措置に進展があれば、それに相応する措置が取られるべきだ」とした。
文大統領は会談で、9月の南北首脳会談の結果など最近の朝鮮半島情勢について説明するとともに、南北関係の進展や朝鮮半島の平和に向けた韓国の努力に関心を示し、積極的に支持したプーチン大統領に謝意を表明した。
プーチン大統領は朝鮮半島の平和定着に向けた文大統領と韓国政府の主導的な努力を高く評価し、これまで大きな進展があったと述べた。 また、文大統領が提示した東アジア鉄道共同体構想を支持し、構想実現に向けロシアも積極的に協力すると約束した。
両首脳は6月の会談で合意した事項の履行状況を点検し、具体的な成果を出せるよう協力を強化することにした。 また、両首脳は国交樹立30周年となる2020年までに貿易額300億ドル(約3兆4158億円)、人的交流100万人達成の目標を実現させるため努力することでも一致した。
コメントを残す