アメリカのマティス国防長官が21日(現地時間)、来年度の大規模米韓合同軍事演習「フォールイーグル」の規模を縮小すると明かした。
マティス氏は米国防省庁舎で「フォールイーグルは(朝米)外交を阻害しない水準に再調整している」と記者団に語った。
「フォールイーグル」は「乙支フリーダムガーディアン」「キーリゾルブ」と並ぶ、大規模な米韓合同軍事演習で、コンピューターシミュレーションをメインとする指揮所訓練である「キーリゾルブ」とは違い、実際の兵力と兵器が大規模で動員され3月~4月に行われる。
対朝鮮侵攻を想定した米韓合同軍事演習「チームスピリット」が中止されて以降、94年から「フォールイーグル」がその代わりとして拡大強化され、朝鮮は「重大な挑発行為」だと激しく非難、中止を強く求めてきた。
伝えられるところによると、今回の縮小は戦略武器の不参加と上陸作戦の排除が主な内容になる模様。
マティス氏が「フォールイーグル」の縮小について言及したのは、膠着状態にある朝米交渉を再び推し進めたいアメリカ側のシグナルとも受け取れる。
米国議会専門媒体「ザ・ヒル」も、「この様な規模縮小は、朝鮮の核プログラムに対する交渉の再開を後押しするための米国と韓国の幅広い努力の一環と見える」と評した。
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