南北の鉄道連結に向けた北側区間の南北共同調査が30日から行われる。
30日にソウル駅を出発する列車が板門駅に到着した後、北側の機関車が引き継ぐ方法で共同調査が行われる。
南北はまず、30日から12月5日まで京義線(開城〜新義州)約400kmの区間を調査した後、12月8〜17日まで東海線(金剛山〜豆満江)約800kmの区間をチェックする。 調査団が乗った列車は、京義線調査を終えた後、新義州から平壌まで戻り、平羅線を介して元山に移動して東海線の調査を続けていく方式で調査を行う。 東海線の金剛山~豆満江区間では、分断以降初めて南側の鉄道車両が運行されることになる。
総移動距離2600㎞近い区間を全て調査するには18日間かかると予想され、調査が順調に進めば、南北首脳が9月平壌共同宣言で合意した通り、年内に鉄道連結に向けた着工式を開催することが可能となる。
南北は当初、6月の鉄道協力分科会議で7月24日から京義線の現地共同調査を進めると決めており、8月末に共同調査を実施しようとしたが、在韓UN軍(米軍)司令部が南北軍事境界線(MDL)の通過を承認せず頓挫した経緯がある。 今回、朝鮮問題を巡る韓米作業部会で調整を進め、紆余曲折の末に調査可能となった。
南側の貨物列車は以前、2007年の南北首脳会談直後の同年12月11日から08年11月28日まで、ソウル北方の都羅山駅と朝鮮の板門駅の間で週5回運行されていた。
07年12月にも南北共同調査は行われたが、当時は京義線の開城~新義州区間に限られていた。
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