アメリカのトランプ大統領が、来年1月か2月に朝鮮の金正恩国務委員長と2回目の朝米首脳会談を行う見通しだと明かした。
G20 首脳会議出席のために訪問したアルゼンチン・ブエノスアイレスから帰国中、大統領専用機「エアフォース・ワン」で報道陣に説明した。
トランプ大統領は「ある時期に金正恩氏を米国に招く」とした。 また、朝米首脳会談の開催地は3カ所の候補から検討しているという。
これは、2回目の朝米首脳会談を早期に実現し、自身の治績に結び付けたいトランプ大統領の逸る胸中の表れともいえるが、一方で、朝鮮側との間で一定の意見一致がなされたとの手応えの裏返しと見なすことができる。
米国側のシグナルに対し、朝鮮側からは今のところアクションはなく、米国側の出方、行動を見極めている状況だ。
朝鮮は、米国が「朝鮮の先非核化」を持ち出して朝米シンガポール合意を履行する行動措置を取らないことに対し「行動対行動」の原則を遵守するよう求めており、米国が真摯に応えるかが注視される。
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