UN安全保障理事会14加盟国に送った手紙(2018年11月26日)

私は来る12月10日、米国と一部の国が、UN安保理で「朝鮮民主主義人民共和国の状況」という案件で、我々の「人権問題」を論じようとすることに関連して、この手紙を送ります。

私はまず、世界の平和と安全を保障しなければならないUN安保理が、自分の使命と任務を棄てて個別の国の「人権問題」を論ずることを断固として排撃します。

ご存知のように、昨年までみても、朝鮮半島は世界のどの地域よりも軍事的衝突と核戦争の危険が極度に達する地域であったが、最近では、我が共和国政府の平和愛護的な努力によって、和解と協力、平和と安定の雰囲気が佇み始めました。

ところが、このような情勢の発展を鼓舞しなければならないUN安保理事会が、大勢に逆行して対話の相手方を刺激し対決を鼓吹する行為をすることについて、我々は驚きと遺憾を禁じ得ません。

米国をはじめとする一部の国が、まるで、UN安保理で最近朝鮮半島に渡来した平和と安定の雰囲気に応じた建設的な措置や討議するかのように、「朝鮮民主主義人民共和国の状況」という案件を上程させては、裏でUN人権高等判務官を招請し、我々の「人権状況」に関する説明会を繰り広げようとすることは明らかに対話相手である我々に対する挑戦行為であり、国際社会に対する愚弄です。

また、米国が我々の「人権問題」を論ずる目的を追求しながらも会議案件を「朝鮮民主主義人民共和国の状況」と曖昧に定めたのは一つの欺瞞行為であり、これは「人権問題」がUN安保理ではなくUN人権理事会で論議されなければならないという、国際社会の正当な要求をそのまま実証してくれています。

私は、米国および一部の国が、今年も我々の「人権問題」を論ずるUN安保理会議を成功させるために陰険で卑劣な手法に拘っていることを想起させながら、閣下が、朝鮮半島の平和と安定に全く役立たず、対決だけを鼓吹する「朝鮮民主主義人民共和国の状況」という議題のUN安保理案件の採決時に反対してくれることを丁重に要請します。

(14ヶ国は、中国、ロシア、英国、フランス、ボリビア、カザフスタン、エチオピア、赤道ギニア、コートジボアール、クウェート、オランダ、スウェーデン、ポーランド、ペルー )

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元記者。 過去に平壌特派員として駐在した経験あり。 当時、KEDOの軽水炉建設着工式で、「星条旗よ永遠なれ」をBGMとして意図的に流しながら薄ら笑いを浮かべていた韓国側スタッフに対し、一人怒りを覚えた事も。 朝鮮半島、アジア、世界に平和な未来が訪れんことを願う、朝鮮半島ウォッチャー。 現在も定期的に平壌を訪問している。