朝鮮半島中部の漢江と臨津江が合流する河口の共同利用を目的に行ってきた南北共同調査が9日終了した。
共同調査は、9月に交わした南北軍事分野合意書に盛り込まれ、10月の南北将官級軍事会談で、11月初めから共同調査を実施することで合意、11月5日から行われていた。
共同調査は、音響を利用して潮の満ち引きにより変化する水の深さを測定し、船舶が安全に運航できる水路を捜し出す方式で行われた。
南北が同地点の共同水路調査を実施したのは、朝鮮戦争休戦協定締結後初めて。
南北はそれぞれ10人の専門家を派遣、韓国の調査船6隻に乗船し計660kmにわたり測定を行った。 結果、調査では21カ所の暗礁が見つかり、その位置や大体の大きさも確認された。
今後、漢江河口で船舶が安全に行き来できるよう南北の共同利用水域に対する精密な海底地形調査を実施するほか、長期の潮汐・潮流観測も行う予定。
南北は軍事当局間の協議を通じ、民間船舶の自由な航行を保障する方針だ。
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