米、人道支援のための米国人訪朝緩和検討を示唆

報道によると、米国務省のビーガン朝鮮担当特別代表は19日韓国入りし、来年初めに米国の支援団体と面談し、適切な対朝鮮支援を確実に保障する方法について議論するとし、現在禁止している米国人の朝鮮への渡航措置を再度検討する意向を明らかにした。

ビーガン氏はポンペオ国務長官から、帰国後、民間や宗教団体の対朝鮮人道支援に対する米国の政策を再検討するようにとの指示を受けたとし、「米国民が支援物品を伝達し、国際的基準の検証のために朝鮮に渡航する部分について再検討する」と伝えた。

これは、朝米交渉が膠着するなか、人道的な対朝鮮支援や支援ための米国民の訪朝を認め、制裁を一部緩和することで朝鮮側にシグナルを送るためと思われる。

ビーガン氏は22日まで韓国に滞在し、非核化や南北関係、対朝鮮制裁問題などを調整する韓米作業部会(ワーキンググループ)の2回目の会合に出席する予定。

作業部会では、26日に予定されている南北鉄道・道路連結の着工式や、南北離散家族の映像を通じた再会、朝鮮の育苗場の近代化、南北航路開設など、南北協力事業に対する対朝鮮制裁の除外などを議論するものと見られる。

スポンサードリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

元記者。 過去に平壌特派員として駐在した経験あり。 当時、KEDOの軽水炉建設着工式で、「星条旗よ永遠なれ」をBGMとして意図的に流しながら薄ら笑いを浮かべていた韓国側スタッフに対し、一人怒りを覚えた事も。 朝鮮半島、アジア、世界に平和な未来が訪れんことを願う、朝鮮半島ウォッチャー。 現在も定期的に平壌を訪問している。