海自、故意的「威嚇飛行」か
遭難した朝鮮の漁船を捜索していた韓国海軍の艦艇が20日、日本の海上自衛隊のP1哨戒機に火器管制レーダーを照射したとされる問題で、韓国艦艇はレーザービームを照射しなかった。
日本政府・メディアは韓国艦艇が攻撃用の火器管制レーダーを照射したと反発している。 だが実際は、海自の哨戒機が接近してきたため、韓国艦艇が映像撮影用の光学カメラを使用、追跡レーダー(STIR)が作動したものを、日本側が攻撃用の火器管制レーダーを照射されたと強弁しているのが実状だ。
航海用レーダーは漁船や商船、軍艦などを確認する際に用いられる。 また、射撃統制レーダーは遠距離にある海上の物体をより正確に識別できる。 韓国海軍は当時、射撃統制レーダーは対空モードではなく、対艦モードで運用していた。
韓国側は「追跡レーダーが光学カメラと共に稼働されたが、ビームは照射しなかった」「実際に日本の哨戒機を威嚇する行為はなかったことを明確にしたい」と強調した。
韓国は当時、朝鮮の依頼を受け、遭難した朝鮮の船舶を見つけるために人道主義的な作戦を行っていた最中だ。
韓国軍関係者は「日本の哨戒機は艦艇が捜索救助作戦を始めてからしばらく後、接近してきた」「艦艇の上空を飛行するなど、むしろ威嚇的だった」と伝えた。 海自がむしろ故意的に「威嚇飛行」を仕掛けたといえる。
日本はその内容を知りながらも、敢えて問題化させようとしている意図が垣間見える。 韓国側は「公海上で韓国海軍の活動を制約する意図ではないかと疑われる」としている。
一方、韓国は21日、救助した朝鮮の木造漁船(1トン未満)の乗組員3人と1人の遺体を朝鮮側に引き渡している。
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