南北鉄道・道路連結事業始動 着工式開催

南北の鉄道と道路連結・近代化事業着工式が26日、開城の板門駅で開かれた。

着工式には、南北から長官級を代表として100人ずつが参席、UNアジア太平洋経済社会委員会(UNESCAP)事務総長、ロシア交通省次官、中国国家鉄路局次官補、モンゴル道路交通開発省長官、モンゴル鉄道公社副社長、駐韓中国大使、駐韓ロシア大使、駐韓モンゴル大使職務代理らが来賓として参席した。

朝鮮の金潤革 鉄道省次官は挨拶で、「他人の顔色を窺いふらついては、いつになっても民族が望む統一連邦は実現できない。 (事業の)進展速度も、我が民族の意志と時間表にかかっている」と強調した。 また、「北東アジア、ユーラシアの共同繁栄、ひいては世界の共同繁栄をもたらす新しい動力が出現する歴史的な時間だ」と述べた。

韓国の金賢美 国土交通部長官は、「物流コストを削減し、世界市場で競争力をさらに高めることで受けられる経済的な利益は南北が共に享受することになる」「分断して対立する時代は私たちの世代で終わらせなければならない」と強調、「大胆な意志」で協力していくよう呼びかけた。

また、趙明均 統一部長官は、「着工式を機に、中断されず南北の鉄道・道路連結が進められ、鉄道・道路で平壌や中国、モンゴル、ロシア、欧州まで行ける日が来るよう努力する」と述べた。

式典は10時から始まり、祝辞と枕木署名式、レール締結式、道路表示板除幕式、記念撮影と続いた。

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元記者。 過去に平壌特派員として駐在した経験あり。 当時、KEDOの軽水炉建設着工式で、「星条旗よ永遠なれ」をBGMとして意図的に流しながら薄ら笑いを浮かべていた韓国側スタッフに対し、一人怒りを覚えた事も。 朝鮮半島、アジア、世界に平和な未来が訪れんことを願う、朝鮮半島ウォッチャー。 現在も定期的に平壌を訪問している。