トランプ政権に悉く反対する米国民主党の議員らが最近、2度目の朝米首脳会談を成功させようとするトランプ大統領の対朝鮮外交アプローチに対し歓迎の意を明らかにし注視される。
米国のVOAによると、2020年の大統領選挙出馬を宣言した民主党のカーステン・ギリブランド上院議員(ニューヨーク州)は、20日(現地時間)CBSの時事番組に出演し「トランプ大統領が北朝鮮への爆撃の代わりに外交に焦点を合わせることが助けになる」「トランプ大統領の対北朝鮮アプローチを適切なアプローチだと思う」と語った。
ギリブランド議員は「ただ、残念ながらトランプ大統領の最初の努力は、効果的な外交と政治的対話というよりは政治ショーにより近かった」と指摘しながらも、「トランプ大統領が外交に長けておらず、会談が政治ショーに過ぎないとしても、トランプ大統領が外交の道を選択した事を感謝している」と述べた。
民主党のトゥルシー・ギャバード下院議員(ハワイ州)も20日、CNNの時事番組に出演して「国際的紛争を解決するためには、外国の指導者との対話が必要だ」と述べ「トランプ大統領が北朝鮮の金正恩国務委員長と対話することを支持する」とした。
また、今年から米下院外交委員会アジア太平洋小委員会委員長を務めることになる民主党のブラッド・シャーマン議員(カリフォルニア州)は、VOAとのインタビューで、朝鮮の完全な非核化よりもミサイル技術の制限がより現実的な目標と指摘した。
米民主党自体は、未だ強硬な対朝鮮制裁にこだわっているが、「米国の安全を優先する」という論理で朝鮮を「事実上の核保有国」として認めようという発言を所属議員が米連邦媒体のインタビューで公然と主張している。
特に、シンガポール朝米首脳会談を「政治ショー」と酷評していた大統領選挙予備候補が、2度目の朝米首脳会談を準備するトランプ大統領に「感謝する」との立場をの立場を示したことは、今後のアメリカの対朝鮮外交アプローチに少なからず好影響を与えるものと見られる。
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