朝鮮の金星UN駐在常任代表が最近、UN安保理事会対朝鮮制裁委員会の不当な行為によって、朝鮮で世界保健機関(WHO)東南アジア地域総会を主催できなくなることと関連し11日、アントニオ・グテレスUN事務総長に書簡を送った。 朝鮮中央通信が報じた。
書簡は、昨年9月にインドで行われたWHO東南アジア地域総会第72回会議で、地域加盟国の全会一致で第72回会議を2019年9月に朝鮮で行うことを決定したとし、次のように指摘した。
最近、UN安保理事会対朝鮮制裁委員会が朝鮮でWHO東南アジア地域総会を行うことに必要な電子設備の搬入を許さなかったので、わが国が地域総会を主催できなくなる、WHO史上類のない不正常な事態が発生した。
制裁の魔手は、朝鮮に対する各国際機構の人道主義協力活動はもちろん、人間の生命安全と健康保障を基本使命とするWHOの正常活動である国際会議の招集まで妨げている。
今日、社会と家庭で広範に利用されているコンピューターなどの電子設備の搬入まで禁止させたUN安保理事会の「対朝鮮制裁決議」こそ、現代文明を破壊して世界を中世的な暗黒世界に逆戻りさせようとする反人倫的行為だと言わざるを得ない。
諸般の事実は、UN加盟国に反対する制裁の範囲がどの域にまで至ったのかを赤裸々に示している。
書簡は、UNが今にでも現情勢と世界的民心に逆行する「対朝鮮制裁決議」を全面検討し、当該の対策を取るべきであろうと強調した。
コメントを残す