2018年の平昌冬季五輪でスピードスケート女子500メートル決勝戦を競い合った後、抱き合って互いの健闘を称えあった韓国の李相花選手と日本の小平奈緒選手に、「韓日友情賞」が贈られることになった。
平昌五輪・パラリンピックのレガシー継承に取り組む「2018平昌記念財団」が2日、ソウル・ウェスティン朝鮮ホテルで授与式を7日に行うと発表した。
両選手は、長年双方のスピードスケートのトップ選手としてのライバル関係を築く一方、プライベートで友情関係を維持してきた。
李選手はスピードスケート女子500メートルでバンクーバー大会(10年、カナダ)、ソチ大会(14年、ロシア)と2連覇を果たし平昌大会でも金メダルが期待されたが、平昌大会では小平選手が金メダル、李選手は銀メダルとなった。
3連覇を逃した李選手が悔し涙を流しながらも観客の声援に応えていたところ、小平選手が傍に寄って行き李選手の肩を抱いて労う姿は、平昌冬季五輪の名シーンの一つとなった。
財団は「両選手の友情は、記念財団が目指すオリンピック精神を象徴するもの」とし、「平昌五輪の出場国とのさまざまな交流事業をはじめ、五輪のレガシーを発展的に継承する出発点になることを期待する」とした。
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