先月末に朝鮮を訪問したドイツのガブリエル前外相が、4日(現地時間)「デア・ターゲスシュピーゲル」とのインタビューで、「ドナルド・トランプ大統領が朝米首脳会談に乗り出したのは正しく、勇気があると思う」「我々(欧州)はトランプへの批判を好むが、ここでは、彼は正しいと思う」と語り、トランプ米大統領の対朝鮮政策を支持した。
これは、トランプ大統領に背を向けた欧州政界では珍しい発言と言える。
ガブリエル氏は、ハノイ朝米首脳会談の決裂理由については、「双方、お互いへの期待があまりにも高かったようだ」と分析した。
曰く、金正恩国務委員長は核・ミサイル試験の中断を介して米国からの早期制裁解除を期待し、トランプ大統領は個人的な関係を通じて朝鮮が核兵器をすぐに米国に移転するように説得することができると期待したというものだ。
ガブリエル氏は、70年間積もって来た不信が一昼夜では克服出来ないという事実が明らかになったとし、60〜70年代の東西ドイツのデタント政策が示すように、大きな措置以前に多くの小さな措置を取るべきだと主張した。
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