「どの国でも国防軍事訓練を行っており極めて正常的なこと」 朝鮮外務省スポークスマン

朝鮮の軍事訓練に対し一部の外部勢力が難癖をつけていることと関連して、朝鮮外務省スポークスマンが8日、朝鮮中央通信社記者の質問に答えた。

以下全文

すでに報道されたように、4日、朝鮮東海海上では東部戦線の防衛部隊の大口径長距離放射砲、戦術誘導兵器運用能力と火力任務遂行正確性、武装装備の戦闘的性能を判定点検し、これを契機に全軍を名射手、名砲手運動へとさらに力強く呼び起こし、経常的な戦闘動員準備をきっちり備えるように目的を置いた火力打撃訓練が行われた。

訓練を通じて、いつ、どの時刻に命令が通達されても、すぐに戦闘に入ることができるよう万全の態勢を整えている前縁と東部戦線の防衛部隊の迅速な反応能力が再び確証された。

ところが、我々のこのような正常であり自衛的な軍事訓練に対し、棘のある声を上げるいくつかの勢力がある。

我々はこれまで、朝鮮半島の平和と安定のために大きい戦略的決断を必要とする措置を積極的に取ったことについて、そして、それに対する相応の対応措置が取られず6.12朝米共同声明の履行が膠着状態に陥ったことに関連し、我々が最大限の忍耐を発揮していることについては蜂蜜を舐めた唖者のように沈黙を守っていた国が、我々が最近行った正常的で自衛的な軍事訓練に対してだけはしゃしゃり出て棘ある声を上げている。

今回我々の軍隊が行った訓練は、誰かを狙ったものではない通常の軍事訓練の一環として、地域情勢を激化させたこともない。

どの国でも国の防衛のための軍事訓練を行っており、これは極めて正常的なことであり、いくつかの国が他の主権国家を狙って行う戦争演習とは明白に区別される。

去る3月と4月だけでも、南朝鮮では米国 – 南朝鮮合同軍事演習「同盟19-1」と連合空中訓練が行われたし、今この時刻にも、我々を狙った戦争演習計画が絶えず作成されている。

しかし、いかなる理由からなのか、これらの挑発的な軍事訓練と戦争演習については誰も一言半句も発していない。

ただ、我々の正常的で自体防御的な軍事訓練に対してのみ挑発だと難癖を付けるのは、次第に我が国の武装解除まで圧迫して、終いには我々を食べようと詰め寄る企図を露骨に表出させたものだ。

我々は、これについて非常に不快で残念に思っており警鐘を鳴らす。

一部の勢力が誰かの衝動を受け、我々にむやみに因縁付けながら、我々の自主権、自衛権を否定しようとするならば、我々も彼らも願わぬ方向に我々を後押しする後禍を招来し得るということを心した方がよいだろう。

我々は、これらの勢力の今後の言動を見守るだろう。

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元記者。 過去に平壌特派員として駐在した経験あり。 当時、KEDOの軽水炉建設着工式で、「星条旗よ永遠なれ」をBGMとして意図的に流しながら薄ら笑いを浮かべていた韓国側スタッフに対し、一人怒りを覚えた事も。 朝鮮半島、アジア、世界に平和な未来が訪れんことを願う、朝鮮半島ウォッチャー。 現在も定期的に平壌を訪問している。