露米外相会談が14日(現地時間)、ロシアのソチで行われた。
ロシアのラブロフ外相とアメリカのポンペオ国務長官は約3時間、朝鮮半島問題をはじめとする国際懸案について議論した後、共同記者会見を行った。
会見では、ロシアは朝鮮の安全保障を通じた全朝鮮半島の非核化を、アメリカはUN安保理決議履行を通じた「北朝鮮の非核化」をそれぞれ強調、双方の見解の差異が浮き彫りになった。
ラブロフ外相は、朝鮮半島問題について「ロシアのプーチン大統領が5月3日トランプ大統領との電話通話で、先月25日にウラジオストクで開かれた朝露首脳会談について説明した」と指摘、「我々(ロシア)は、朝米対話の進展を支持し、そのような対話をサポートする準備ができている」と述べた。
また、「我々は、最終的に北東アジアの安定と平和のための強力なシステムを創出していくべきだと確信している」とし「朝鮮指導部は、非核化に対応する確実な安全保障を期待しており、非核化は朝鮮半島全体に拡大されるべきだと我々は強調した」と明かした。
一方、ポンペオ長官は「我々(米露)は、北朝鮮とその核プログラムについて議論した。 アメリカとロシアは、非核化という目標には同意しており、引き続きそれを議論する」としつつも、「私は北朝鮮の最終的で完全検証された非核化(FFVD)が達成されるまで、UN決議の全面的履行を維持しなければならないと強調した」「我々2チーム(米・露)は、このような非常に生産的な方法で一緒に緊密で協力している」と述べた。
露米双方のこのような言及は、朝鮮半島の非核化という目標にはお互いに共感するが、ロシアは非核化措置に見合う朝鮮の安全保障措置と全朝鮮半島の非核化を強調したのに対し、アメリカは「北朝鮮の非核化」達成まで対朝鮮制裁決議の履行が重要だと強調、アメリカの旧態依然を改めて浮き彫りにした。
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