UN駐在朝鮮常任代表の金星大使が17日、朝鮮の貿易貨物船「ワイズ・オネスト」に対する強奪事件が発生したことと関連してアントニオ・グテレスUN事務総長に書簡を送った。
書簡は、米国が自国の法にかけて朝鮮の貿易貨物船を米領サモアに連行する不法非道な強奪行為を働いたのは、米国こそ、国際法も眼中にない白昼強盗さながらの国であることを自らさらけ出したことになると指摘した。
書簡は、米国が船舶強奪の口実として持ち出した米国内法に基づいた対朝鮮「制裁法」のような一方的な制裁は、第62回UN総会の決議によってUN憲章と国際法に反する不法行為と規定されており、主権国家がいかなる場合にも他国の司法権の対象になりえないということは普遍的な国際法的原則であると明らかにした。
書簡は特に、米国は我々の主権が正々堂々と行使される貿易貨物船を強奪することで、UN憲章を乱暴に踏みにじる主権侵害行為を働いたと糾弾、米国の白昼強盗さながらの行為によって、朝鮮半島の情勢に及ぼす悪結果に対する世界的な懸念がいつにも増して大きくなっている時に、UN事務総長が緊急措置を取ることで朝鮮半島情勢の安定に寄与し、UN安保理の公正さを証明すべきであろうと指摘した。
書簡は、我々はUNの今後の行動を見守るとした。
コメントを残す