朝鮮の金星UN駐在大使が、米国政府が朝鮮の貿易貨船「ワイズ・オネスト(Wise Honest)」号を差し押さえたことについて「敵対的な対北政策の産物」と批判、即刻返還を要求した。
金大使は21日(現地時間)、ニューヨークのUN本部で緊急記者会見を開き、「米国は違法であり、非道な行為を犯した」とし「米国はワイズ・オネスト号を遅滞なく返さなければならない」と強調した。
金大使は「我々は、米国の今回の貨物船の差し押さえを最も強力な表現で非難する」「この事件は、朝鮮に対する米国の非常に敵対的な政策の産物」と批判した。
また、ワイズ・オネスト号について「国家所有の船舶であり、共和国の資産であり、我々の主権が完全に及ぼす領土の一部として規定している」と強調した。
金大使は「我々の外務省スポークスマンが14日明らかにしたように、米国の最近の措置は最大圧迫で我々をひざまずかせようという計算」だと声を強め、米国の今回の措置は「6.12朝米首脳会談共同宣言の希望と根本的な精神を全面的に否定するもの」と指摘、「米国は、自分たちのとんでもない行動が今後に及ぼしうる影響について、深思熟考しなければならないだろう」と警告した。
また、「米国は、多くの行政命令と法案を通じて朝鮮に一方的な制裁を加えた。 米国の一方的な制裁は不法であり、不当である」「どの事例に照らしても国際法上正当化されることができない」と批判した。
金大使は特に「UN総会は2004年、他国の領土と資産の司法免除権を採用した。 このUN条約は、国際的な公式の法律であり、すべての国は他国との関係においてこれに従わなければならない」と指摘した。
また「すべての主権国家とその資産は、他国の管轄権によって支配されることがない」と改めて強調した後「これは絶対的な標準であり、法律に匹敵する。 絶対的な標準は国際法の核心原則であり、国際的な共同体が遵守しなければならない」と語気を強めた。
金大使は「適法な国際法とUN憲章によると、一方的な制裁と領土外での国家司法の適用は、国家間の法的平等原則と国家主権尊重の原則、他国への不介入の原則に対する明確な違反」だと指摘、「米国は、このようなすべての国際法を気にしなかったし、国際的に認められた原則を違反した」と説明した。
また「先週、UN事務総長に書簡を送り、即刻的な措置を要求した」と明かし「UN事務総長は、その書簡をUN総会文書に回覧させることを求める」と述べた。
金大使は会見文発表後の記者との質疑応答で、今回の押収事件は「6.12朝米共同声明の精神を否定すること」であり「すべてのことは米国にかかっており、我々は米国の反応を鋭く注視するだろう」と改めて強調した。
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