「プエブロ号」の返還論議を要求 ボルトン補佐官

米国のボルトン ホワイトハウス国家安保補佐官が25日、朝鮮の「ワイズ・オネスト号」返還要求に対し、1968年に朝鮮に拿捕された米海軍のスパイ船「プエブロ号」の返還を論議しようと言い出した。

「ニューヨークタイムズ」によると、ボルトン補佐官は道日、トランプ大統領の東京到着に先立って記者らと会見、朝鮮の貿易貨船の差押えは「適切な措置」であったと強弁、「おそらく今が、プエブロ号の返還を議論するのに適切な時だ」と述べたという。

米海軍のスパイ船「プエブロ号」は1968年1月23日朝鮮の元山沖に領海侵入、偵察活動中に朝鮮軍に拿捕された。 11ヶ月間の交渉の末82人の乗組員は米国に送還されたが、プエブロ号の船体はそのまま朝鮮に残され、現在、平壌市内で展示されている。

「プエブロ号」の返還は米海軍にとっては一種の宿願であり、チェイニー前副大統領の特別補佐官を務めたロバート・ウェルズ(米海軍出身)は1月、「FOXニュース」への寄稿を通して、朝米首脳会談で「プエブロ号」の返還を要求するよう促している。

NYTは、ボルトン補佐官が、朝鮮の短距離弾道ミサイル発射はUN安保理決議違反だとして日米首脳会談で安保理決議の完全な履行を確認すると明かしたとした。 また、ハノイ朝米首脳会談後、朝米間の対話が円滑ではないが、「ビーガン特別代表がいつでも飛行機に乗って、彼ら(朝鮮)と対話するためにどこにでも行く準備ができている」と述べたと報じた。

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元記者。 過去に平壌特派員として駐在した経験あり。 当時、KEDOの軽水炉建設着工式で、「星条旗よ永遠なれ」をBGMとして意図的に流しながら薄ら笑いを浮かべていた韓国側スタッフに対し、一人怒りを覚えた事も。 朝鮮半島、アジア、世界に平和な未来が訪れんことを願う、朝鮮半島ウォッチャー。 現在も定期的に平壌を訪問している。