韓国のソウル市が1日、食糧危機に瀕している朝鮮の5歳未満の乳幼児の栄養改善のために100万ドル支援すると発表した。
朴元淳ソウル市長は、0時からポッドキャストとYouTubeチャンネルを通じて放送される「ユ・シミンのアルリルレオ(알릴레오、知らせ+ガリレオの造語)」に出演、「北側の人口の40%である1000万人を超える人口が現在、食糧のためとても切迫した状況であり、緊急救助をしなければならない」と述べ、「特に乳幼児や妊婦の栄養がとても難しい段階にある」「ソウル市が100万ドル、韓国のお金で12億ウォン程度をWFPに寄付するつもりだ」と強調した。
今回の支援は、先月14日ソウル市庁を訪問したビーズリーWFP事務局長の公式要求に対する後続措置。 ビーズリー事務総長は朴市長に朝鮮の深刻な食糧危機の状況を説明、乳幼児などの脆弱階層支援にソウル市が積極的に参加してくれることを要請した。
WFPは最近の報告書で、10年内で最悪の食糧難によって朝鮮の住民約1000万人が危機に直面していると明かし、乳幼児、妊産婦・授乳婦、結核患者などは栄養不足による深刻な後遺症が懸念されて緊急食糧支援が必要だと指摘している。
ソウル市はWFPを通じて100万ドル規模の栄養強化食品を提供、朝鮮の乳幼児が成長期の必須栄養素の供給を受けられるようにする計画だ。 ソウル市は、朝鮮の5歳以下の乳幼児約200万人のうち10%である20万人が1ヶ月間摂取することができると期待している。
支援活動は市の南北交流協力基金を通じて行われる。 ソウル市の南北交流協力基金は先月30日時点で約350億ウォン保有しており、支援金を今月中にWFP側に伝達することができると予想している。
ソウル市は南北交流協力委員会の審議を経てWFPに支援し、WFPは栄養強化食品の原料の購入、生産、輸送、適正分配など現地実行の全過程を責任を持って実行する。
朴市長は「これまで対北人道支援に献身してきた国内の民間団体の要請にも積極的に取り入れて追加支援に乗り出す」とした。 また、北側の農業、森林などのインフラ整備協力を積極的に推進していくという意志も示した。
朴市長は「南北関係の発展は、山を一つ越えるのではなく山脈を越えるもの」とし「2032年ソウル – 平壌オリンピックは、今後半世紀の繁栄を保証するプロジェクトであり、オリンピックをよく準備すれば、統一の半分はなせる」と強調した。
コメントを残す