朝鮮観光、中国人客昨年比最大50%増

中国の環球時報によると、今年上半期に朝鮮を旅行した中国人観光客が昨年比で最大50%増加したことが分かった。

環球時報は、朝鮮への観光客急増の要因が朝鮮に対する神秘感と民間交流を推進しようとする中国政府の意志によるものと分析した。

朝鮮観光専門の中国の旅行代理店では、金剛山と開城、板門店、平壌などを巡る、最長1週間の旅行商品が発売され大きな人気を集めている。

瀋陽鉄道国際旅行社は朝鮮観光のために合計8つの観光ルートを作成、当日観光商品も出している。

朝鮮観光専門旅行代理店は、今年の後半に中国人観光客が上半期よりもさらに増えるものと予想しており、丹東から平壌に向かう列車は10月末まで既に満席で乗車券の入手が難しい状況だという。

昨年からの数回にわたる朝中首脳会談を通じて両国間の友好関係が非常に良好な状態にある事と、朝中国交正常化70周年になる今年、両国間で意義深いイベントが行われており交流と協力が活発化、中国人が気楽に楽に朝鮮を観光することができる雰囲気が形成されていることが大きい。

朝鮮はこの7月下旬から金剛山観光を開始すると告知、また、10月末まで予定されている超大型マスゲームと芸術公演「人民の国」が大きな人気を集めており、中国人観光客がさらに増加すると予想される。

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元記者。 過去に平壌特派員として駐在した経験あり。 当時、KEDOの軽水炉建設着工式で、「星条旗よ永遠なれ」をBGMとして意図的に流しながら薄ら笑いを浮かべていた韓国側スタッフに対し、一人怒りを覚えた事も。 朝鮮半島、アジア、世界に平和な未来が訪れんことを願う、朝鮮半島ウォッチャー。 現在も定期的に平壌を訪問している。