朝米交渉再開に向けた水面下実務接触が確認された。
米国政府関係者は30日(現地時間)、朝鮮側が「遠からず(in the near future)」朝米実務交渉を再開する意思を米国側に伝えてきたと明かした。 VOAによると、この関係者は、最近朝鮮がホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)側に対し交渉再開について言及したという報道内容が事実だと認めつつ、交渉再開時点は「『非常に近い将来』(very soon)ではない、遠からぬ将来だと理解している」と認めた。
これに先立ちロイター通信は米当局者を引用、朝鮮側当局者が先週NSCのカウンターパートとの非核化交渉再開のための実務交渉が非常に近いうちに開始すると述べたと報道した。
ロイターは、この当局者が先月30日の朝米首脳の板門店会談当時に撮影した写真を提供するため、非武装地帯(DMZ)を訪問したと伝えた。
トランプ大統領は金正恩国務委員長と会談した後、記者たちに2〜3週間以内に実務交渉を開くことに合意したと語ったが、現時点まで実務交渉は再開されていない。 今回のニュースは交渉再開のシグナルが発せられたものとみられその行方が注視される。
一方、ポンペオ国務長官は29日「ワシントン経済クラブ」が開催した対談で、「今は(非核化を)実行する時間だ。 我々はこれを達成することを望む」としながら、朝鮮との非核化実務交渉が早急に開かれるよう願うと述べた。
彼はタイのバンコクで開催されるASEAN地域安保フォーラム(ARF)について言及、「私は数日間バンコクにいる」「我々は、ルービックキューブを解くことができるよう、実務交渉をすぐに(very soon)再稼働させるを希望する」と強調した。 ただ、すぐに次回朝米首脳会談の日程が発表されることが期待できるかとの質問に対し、「議論されていることがない。 計画されたことがない」と答えた。
彼は、朝鮮が現有核兵器を維持しつつも追加の核兵器を製造しない場合、制裁解除する案も考えるのかという質問には、「あまりに仮定的だ。 複数回公に言ったが、我々はこの問題を解くうえで『創造的な解決策(creative solutions)』があることを望む」と返答、「それ(制裁解除)は我々各自にとって非常に難しい挑戦」「これらは米国の制裁ではなくUN安全保障理事会(安保理)の決議で、すべての国が付加している国際的な制裁だ。 我々は、我々がこれらの制裁執行のためのスチュワード(steward)ということを記憶しなければならない」と付け加えた。
ポンペオ長官は、金正恩委員長の人物像についての質問に対し、自身が、元米プロバスケットボールのスター、デニス・ロッドマンよりも金委員長とより多く会ったと語り笑いを誘いつつ、「彼はスマートだ。 彼は『彼の時間』が来た時、非常に若い年齢で厳しい環境の中でリーダーシップを発揮してきた」「彼と初めて会った時から、自分にとって重要な問題と優先事項、交渉がどのように進行されるかについて、彼は私に対して非常に率直だった」と評した。
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