朝鮮で新型兵器の発射試験が続けて行われていることと関連して、米国のボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)が31日、朝米首脳間の約束に違反していないとの認識を示した。
ボルトン氏は、FOXビジネス・ネットワークとのインタビューで「これらのミサイル発射は、金正恩国務委員長が大統領と交わした大陸間弾道ミサイルに関する約束に違反していない」と述べた。
その上で「しかしながら、金委員長は6月30日に協議の準備ができていると改めて述べており、実際の外交がいつ始まるのか、非核化に関する実務レベルの協議がいつ開始されるのか問わなければならない。 我々は依然として北朝鮮から連絡を待っている」と付け加えた。
去る5月に行われた朝鮮の火力訓練が「UN安保理決議違反ではない」との見解を示したトランプ大統領に対し「UN安保理決議違反」と主張、朝鮮に対する制裁と圧力を強化しようと画策してトランプ大統領の不興を買ったボルトン氏だが、今回はいち早く大統領見解に歩調を合わせた模様。
米政府内での対朝鮮強硬派のトップと目されるボルトン氏の今回の発言が「本物」なのか、今後の米国当局の対朝鮮政策にどのような変化をもたらすのか注視される。
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