UN安全保障理事会の8月議長国であるポーランド大使が、現段階で朝鮮の新兵器発射試験について扱う計画がないと明かした。
ポーランドのジョアンナ・ロネカUN駐在大使は1日、朝鮮の新兵器発射試験と関連、安保理レベルの別途行動は計画されていないと語った。
ロネカ大使はこの日、朝鮮の新兵器発射試験について議論したUN安保理の非公開会議後に開いた記者会見で、来る29日に予定される安保理会議で特別な計画を準備していないと述べた。
朝鮮の新兵器発射は当初、1日の会議案件ではなかったが、常任理事国である英国とフランス、安保理の対朝鮮制裁委員会議長国であるドイツの三国が追加案件として扱うことを要請した。
3国は、会議後に発表した声明で、朝鮮のミサイル発射は安保理の対朝鮮決議違反だと非難、朝鮮の迅速な非核化措置を求めた。
英国のピアスUN駐在大使は、朝鮮が完全かつ検証可能で不可逆的な非核化(CVID)の履行に乗り出すことと、6月のトランプ大統領と金正恩国務委員長が合意した実務交渉を再開することを促した。
ピアス大使は「外交的交渉に戻って非核化の進展を成し遂げようとする北朝鮮の真剣な努力こそ、朝鮮半島の安全保障と安定性を実現するための最良の方法だ」と強調した。
一方、ロシアは同日、非公開会議出席前、朝鮮の新兵器発射試験に対する慎重な接近を主張した。
ポルヤンスキーUN駐在ロシア副大使は、朝鮮が発射したミサイルについて十分な情報がないと指摘、朝鮮の発射体が弾道ミサイルなのかどうか、どれだけ多く放ったかを確認可能な信頼できる情報に基づいて判断しなければならず、途中で結論に到達する必要がないと強調した。
安保理は通常、長距離弾道ミサイル発射のような朝鮮の行動に対してメディアプレスリリースや議長声明を発表してきたが、今回は発表されなかった。
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