米国のトランプ大統領は11日(現地時間)ホワイトハウスで、ボルトン補佐官の電撃更迭について記者団に説明、「彼は金正恩氏に対し『リビアモデル』を言及して、一種の非常に大きな過ちをおかした」と指摘した。
トランプ大統領が、「体制転覆の意図」だとして朝鮮が常に拒否してきた「リビアモデル」が誤ったものと発言したのはかなりの異例で、踏み込んだ発言といえる。
彼は「それは良い言及ではなかった。 カダフィに起こったことを見るがいい。 それは良い言及ではなかった」と重ねて強調、「それ(ボルトン氏の発言)は、我々に支障をきたした。 (ボルトンは)私よりも不必要によりタフだ」と述べ、「彼(ボルトン)がリビアモデルに言及することは、ある種の災害だが、彼は朝鮮と交渉しながらそれを使用した」「私はその後に金正恩氏が言ったことについて非難しない」と語った。
トランプ大統領のこの言及は、朝鮮が激しく非難してきた強硬派のボルトン前補佐官を電撃更迭したのに続いて、彼が朝鮮の反発にもかかわらず主張してきた「リビアモデル」が誤った政策だったと明確に否定したもので非常に注目される。
トランプ大統領はこの日も朝鮮について「北朝鮮には大きな可能性がある。 北朝鮮はロシアと韓国の間にある」「それは信じられないほど凄いことだ。 私は北朝鮮が本当に本当に信じられない可能性があると思う」と持ち上げ、「彼ら(朝鮮)がそこに行くことを望むと思う。見守る」「私の言葉は、おそらく彼らがそうするだろうという意味だ。 彼らがそうしないかもしれないが、見てみよう」と述べた。
また、「私は、北朝鮮が巨大な何かが起こることを見たいと願うことを心から信じる。 これは、最も信じられないことの一つになり得る。 これは、今までで最も信じられない実験の一つになり得る」と強調した。
朝鮮の崔善姫外務第一次官の談話発表に呼応するかのようなボルトン氏の電撃更迭に続くトランプ大統領の「リビアモデル」否定発言は、「新しい計算法」を持って朝米交渉に臨みたいという米国側のシグナルとも読み取れ注視される。
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