「朝鮮半島で平和と安全を強固にして発展を遂げさせるカギは、昨年6月にシンガポールで行われた歴史的な朝米首脳対面と会談で合意採択された朝米共同声明を徹底的に履行することだ」
朝鮮の金星UN駐在大使が30日(現地時間)第74回UN総会で演説し、朝米関係、南北関係についての立場を明らかにした。
金大使は、シンガポール朝米共同声明採択から1年が経ったが、「今まで朝米関係が前進することが出来ず緊張激化の悪循環から抜け出せずにいるのは、米国が完全に時代錯誤の対朝鮮敵視政策にしがみついて、政治的、軍事的挑発行為を日常行っていることに起因する」と指摘、「我々は、米国が我々と共有することができる計算を持つ十分な時間を持ったであろうと見て、米国と向かい合って包括的討議を行う用意を示した。 朝米交渉が機会の窓となるかまたは危機を促すきっかけになるかということは、米国が決定することになるだろう」と強調した。
金大使は南北関係について「北南宣言は今日、履行段階に入ることも出来ず膠着状態に陥った」「世の人々には平和の握手を演出しておいて、帰って座っては我々を狙う最新の攻撃型兵器搬入と米国との合同演習を強行している南朝鮮の二重的行動に起因する」と指摘、「北南関係の改善は、南朝鮮当局の事大主義的本性と民族共同の利益を侵害する外勢依存政策に終止符を打ち、南北宣言の誠実な履行によって民族の前に自己の責任を果たす時にのみ成すことができる」と強調した。
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