「漁船沈没に対する賠償と再発防止を日本に強く求める」 朝鮮外務省

朝鮮外務省スポークスマンは12日、朝鮮東海の水域で日本が朝鮮の漁船を沈没させる事件が発生(7日)したことと関連して朝鮮中央通信社記者の質問に答えた。

スポークスマンは、朝鮮東海水域で正常に航行していた朝鮮の漁船を沈没させた日本水産庁の対応を「白昼強盗さながらの行為」と指摘、「日本側によって我が船員たちが救出されたと言うが、彼らの生命の安全は甚だしく脅かされた」と非難した。

スポークスマンは、朝鮮の漁船が取り締りに応じず急旋回をしたために取締船と衝突したのが事件の基本原因であると主張する日本政府当局者とメディアに対し「世論を誤導している」と指摘、「日本が自国の故意的な行為を正当化してみようと熱を上げて賊反荷杖(理不尽、本末転倒の意)のように振る舞っているが、我が漁船を沈没させ船員たちの生命の安全まで脅かした今回の事件の責任からは絶対に逃れられない」と強調した。

彼は、朝鮮の漁船の活動に対する妨害や取り締り、その他の物理的な行動が突発的な衝突を引き起こしかねないと事前警告したにもかかわらず日本側が挑発的に出た以上、朝鮮が必要な行動措置を取っても日本側は何も言えなくなっていると指摘、「我々は、日本政府が我が漁船を沈没させて物質的被害を与えたことに対して賠償し、再発防止対策を講じることを強く求める。 このような事件が再び発生する場合、日本が願わない結果を招くであろう」と警告を発した。

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元記者。 過去に平壌特派員として駐在した経験あり。 当時、KEDOの軽水炉建設着工式で、「星条旗よ永遠なれ」をBGMとして意図的に流しながら薄ら笑いを浮かべていた韓国側スタッフに対し、一人怒りを覚えた事も。 朝鮮半島、アジア、世界に平和な未来が訪れんことを願う、朝鮮半島ウォッチャー。 現在も定期的に平壌を訪問している。