朝鮮で2002年10月から現在まで延べ29000余里(朝鮮の1里=400m)の自然灌水システムが確立した。 朝鮮中央通信が18日報じた。
平安南道の价川市大角里から台城湖に至るほぼ400里の区間にかけて大規模自流式灌漑システムである价川ー台城湖水路が完成(2002.10.18)し、平安南道と平壌市、南浦市の10万haの農耕地に水を引けるようになり大きな実利を得るようになった。
2005年10月には、総延長270余㎞の水路に沿って平安北道の龍川郡、鉄山郡、新義州市など6の市・郡の農耕地に、水が自然的に流れ込むようになっている大規模灌漑施設である白馬-鉄山水路が建設された。
2009年には臨津江に流れ込む支流を利用する自流式灌漑システムが完成し、黄海北道のミル原に稲作を主とした農業運営をする展望が開かれ、2016年12月に黄海南道の山野を貫流する黄海南道水路第1段階工事が完工し、海州、碧城、甕津、康翎の各地区の田野に農業用水が流れ込むようになった。
大規模水路の建設とともに全国の農村では中・小規模の自流式水路が建設され、農業生産向上のための物質的土台がさらに強化された。
朝鮮では現在、黄海南道水路第2段階工事や清川江ー平南灌漑自流式水路建設などを進めている。
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