ロバート・バーク米海軍参謀次長は10月25日、朝鮮の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の能力は米国本土に対する直接的脅威になりえると指摘し、ゲームの流れを一気に変えるゲームチェンジャー(game changer)になるとの認識を示した。
バーク参謀次長の発言は、同日バージニア州アーリントンで開かれた国防記者懇談会でなされた。 席上同次長は、去る10月2日に朝鮮が元山沖で試験発射した「北極星3」と関連、朝鮮のSLBM開発能力をどのように評価しているのか?との、自由アジア放送(RFA)記者の質問に答え、上記のような認識を示し、「北の能力を過小評価する愚を犯してはならない」と強調した。
バーク参謀次長のこの発言は、韓米日の当局、いわゆる専門家、マスコミが「北極星3」試験発射の直後から朝鮮のSLBM開発能力を意図的に過小評価していることと直接関連しているものとみられる。
「北極星3」が発射された翌日の10月3日、米統合参謀本部のライダー報道官が潜水艦からではなく「水中発射台から発射されたものとみられる」と指摘、韓米日のマスコミがこの見解に追従しているのは周知の事実。
この点についてもバーク参謀次長は「定かではない」と指摘、「北のSLBM開発能力を綿密に注視しなければならない」と述べた。
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