緑の気候基金(Green Climate Fund、GCF)が初の対朝鮮支援事業を承認した。
GCFは発展途上国の温室効果ガスの削減と気候変動に伴う災害対処能力を強化するために設立されたUN傘下の国際機関。 これにより朝鮮は農業・エネルギー・災害管理分野などでの気候変動への対応力強化のため75万ドル規模の支援を受けることになる。
朝鮮は基金の支援事業を誘致するために提出した提案書で、国土環境保護省や農業省など7つの関連省庁がUN食糧農業機関(FAO)とGCFと協力して事業を進めするとした。 提案書によると、2年をかけて関連省庁の業務を再編し、必要機器および材料などの推定を介して、気候変動への対応指針を整える。
GCFが支援する事業は、気候変動に対応するための国家機関の組織と運用能力を強化することに焦点が当てられており、朝鮮の関連機関の制度的不備を改善するためにかかる諮問・物品購入や付帯費用など75万2100ドルの資金を活用して、朝鮮が先進国レベルの気候変動への対応能力を持つようにすることを目指すという。
朝鮮の国家機関とFAOは、事業の実効性を確保するために標準化された評価項目を使用しGCF事務局に事業進行経過を随時報告することになる。
2020年1月に朝鮮の関連省庁がGCFおよびFAOと3者協定を結び、3月頃から事業を実施する予定。
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