朝米首脳外交の継続を支持、米民主党サンダース議員が改めて見解

米国大統領選挙の民主党予備選挙で先頭を走るバーニー・サンダース議員が、朝米首脳外交を継続するという立場を改めて明かした。

サンダース議員は23日「CBS」の放送とのインタビューで、朝鮮の金正恩国務委員長に会うのかという質問に対し「そうだ。 私はこの世界の空の下のすべてのものについてトランプ大統領を批判してきたが、私にとって敵対的な人々に会うことは悪いことではない」と延べ、朝米首脳外交の継続を示唆した。

その一方で、「残念ながら、トランプ大統領は準備されていない状態で(金委員長との)会談に入ったと思う」「これは、写真を撮るための機会だっただけで、会談に成功するために必要な種類の外交的な仕事をしていなかった」と述べた。

これに先立ち、サンダース議員は10日「ニューヨークタイムズ」の調査で、対朝鮮制裁解除の前に実質的な軍縮が先決すべきだと思うかという質問に先決の必要がないと答え、朝鮮の核物質の開発凍結を対価として徐々に対北制裁を解除するという見解を示した。

氏が選挙公約に掲げている「北朝鮮の非核化」解決策は「北朝鮮との平和な関係を促進を通じた問題解決」というスタンス。

サンダース議員は、議会内の進歩コーカスに所属している唯一の上院議員で、このグループの共同議長である民主党のロー・カンナ議員と縁が深い。

サンダース氏の大統領選挙キャンプの共同選対委員長でもあるロー・カンナ議員は、朝鮮戦争終戦宣言と平和協定締結、開城工業団地と金剛山観光再開などの南北経済協力事業の支持をトランプ政権に促してきた人物。 カンナ氏がサンダース議員に与える影響はけ少なくない。

カンナ議員が2019年2月に発議し、現在、所管常任委員会に係留中の「朝鮮戦争終戦を促す決議案」は、民主党議員の間で着実に支持勢力を広げている。

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元記者。 過去に平壌特派員として駐在した経験あり。 当時、KEDOの軽水炉建設着工式で、「星条旗よ永遠なれ」をBGMとして意図的に流しながら薄ら笑いを浮かべていた韓国側スタッフに対し、一人怒りを覚えた事も。 朝鮮半島、アジア、世界に平和な未来が訪れんことを願う、朝鮮半島ウォッチャー。 現在も定期的に平壌を訪問している。