3月のUN安保理巡回議長国を務める中国が、膠着状態に陥った朝米交渉で柔軟性が重要であると指摘した。また、中国とロシアが安保理に提案した「制裁緩和案」は有効だと強調した。
中国の張軍UN駐在大使は2日(現地時間)UN本部で開かれた安保理議長国就任の記者会見で、膠着状態に陥った朝米非核化交渉で重要なことは関連国が柔軟性を見せることだ強調した。
張大使はまた、一方がある程度の進展を成し遂げたことを示した以上、他の一方もこれに呼応して柔軟性を発揮しなければならないと付け加えた。
張大使が言う「進展」は朝鮮が核実験と大陸間弾道ミサイルを中断したこと、「柔軟性」は制裁緩和など相応の措置を意味すると思われる。
大使は、制裁は最終目標ではなく目的のための手段に過ぎず、中国とロシアが昨年安保理に提出した「制裁緩和案」は、非核化の目標を達成するためにより良い環境を作るためのものだと強調した。
大使はまた、制裁は何よりも一般住民に悪影響を及ぼしていると指摘、特に新型コロナウィルスと関連し、朝鮮を含む多くの国が影響を受けており、これに対する包括的な解決策を見つけるためにすべての手段を考慮する必要があると述べた。
コメントを残す