昨年度の朝鮮とロシアの貿易総額が前年よりも増加した。
国際貿易センター(ITC)によると、朝鮮は2019年にロシアから4486万ドル分の物品を輸入し303万ドル分を輸出した。
朝鮮とロシアの貿易額は2018年に3406万ドルで、2019年の両国間貿易額は約4790万ドルとなり前年比で約30%増加した形だ。
昨年、朝鮮がロシアから最も多く輸入した品目は石油製品で2719万ドル、動植物性油脂(423万ドル)と穀物(379万ドル)などがその後に続いた。
先立ってロシアは2019年度に30180tの精製油を朝鮮に搬入したとUN安保理に報告したが、今回の貿易データはそれに該当すると推定される。
また、ロシアが朝鮮に輸出した穀物は大多数が小麦で、これはロシアが2019年に人道支援を行った小麦粉が該当すると思われる。
一方、朝鮮がロシアに輸出した品目は楽器類が最も多く、機械と薬品、電子機械、家具製品などがそれに続いた。
朝鮮の対外貿易でロシアが占める割合は中国に続き二番目の規模となる。 次いでブラジル、スイス、ペルー、南アフリカなどが続く。
ブラジルからの輸入額は2018年度に3208万ドルで、2019年どは4486万ドルとなり大幅に増加した。 機械木材パルプが928万ドル、トウモロコシが226万ドルとなっている。
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