朝鮮外務省の新任対米協商局長が30日、次のような談話を発表した。
以下全文
世界は何故、朝米両首脳の特別な個人的親交にもかかわらず朝米関係が引き続きもつれるのか、それについてよく知らないであろう。
その答えを正に米国務長官ポンペオが明白にしてくれた。
去る25日、ポンペオは全人類の生命を甚だしく脅かす新型コロナウィルスの拡大防止を論議する7カ国外相テレビ会議後に開いた記者会見で、突拍子なく対朝鮮制裁・圧迫を鼓吹した。
一方では、大統領が新型コロナウイルス防疫問題に関連して「真心こもった支援構想」を盛り込んだ親書を我が指導部に送って緊密な意思疎通を懇請する反面、国務長官なる者は世界の面前で自分の大統領がよい協力関係を結ぼうとする国に向かって悪態をつきながら大統領の意思を踏み潰しているのだから、いったい米国の本当の執権者が誰なのか見紛うほどである。
ポンペオの妄言を通じて私が再度明白に確認した点がある。
それは、朝米両首脳の親交がいくら立派で堅固であっても米国の対朝鮮敵視政策を変化させることができず、米国がそれ程にまで唱える対話再開も、結局は我々が行く道を止めてみようとする誘引策にすぎないということである。
過去数十年間の朝米対決過程を通じて、米国も今や我々について知るだけ知ったはずだが、我々が両首脳の親交を浮かべることに誘惑され決心して進んでいた道を止めると思うのか。
明白に言っておくが、我々は米国の狙いを金魚鉢の魚を覗き見ているように見抜いており、時には米国が願う方向へ動くふりもしながら米国の意中を探ったりした。
我々は、ホワイトハウスで咳の音だけ聞こえてもそれが誰の咳であり、何故そのような咳をするのか正確に見抜いており、米国の政策シンクタンクが創案するいわゆる「計略」も手間を多くかけないで打破している。
我々を抑制し牽制する手段がないことから、時を構わず両首脳の親交を持ち出して我々の手足を縛りつけ、何かを阻んでみようとするアメリカ式シナリオに、我々も国際社会も今はかなり慣れたと言うべきであろう。
米国が明白に知っておくべきことは、いかなる威嚇やトリックも我々には通じないことを認めなければならないということである。
両首脳の親交と偽りの対話看板を掲げて国際社会に米国が「対話派」として映るようにし、我々が無駄な未練を持って何も出来ないように縛っておこうとするのが、米国の外交首長なる者がせいぜい考案した創案品である。
米大統領が、自分に有利な時間と環境を得るために誘引策として掲げた対話看板は、国務長官の妄言によって酷く毀損された。
我々は、ポンペオの今回の妄言を聞きながら再び対話意欲をさらに確信を持って引っ込めたし、米国が長期間、我が人民に被らせた苦痛をそのまま恐怖と不安で返してやるための我々の責任ある計画事業にさらなる熱意を持つようになった。
再び回り始めた激突の秒針を止める力と策略が米国にはこれ以上ないようである。
我々は我々の道を行くであろう。
米国は、時を構わず言いふらして我々に手出しせぬほうが良い。
手出しすれば怪我をする。
コメントを残す