朝鮮で宇宙開発5か年計画進展、停止衛星と新たな地球観測衛星が完成

高麗ジャーナル

「宇宙開発計画を積極的に推進する」、インターネット情報サイト「ネナラ(祖国の意)」が掲載

朝鮮外国文出版社が運営するインターネット情報サイト「ネナラ(祖国の意)」は4月1日に「宇宙開発計画を積極的に推進する」との記事を掲載した。

記事は、朝鮮の国家宇宙開発局は2016年からはじまった国家宇宙開発5か年計画を推進しているとしながら、同年2月7日、地球観測衛星「光明星4号」を軌道に侵入させ4月25日に国連に登録したと指摘した。

また記事は、停止衛星とより性能が高い地球観測衛星の開発と関連した段階的目標が成功して達成されたと指摘しながら次のように続けた。

2016年9月に朝鮮ではじめて開発した停止衛星運搬ロケット用大出力エンジン地上噴出試験を成功させた。

先端水準の衛生画像資料処理および地理情報体系ソフトウェアを開発し停止衛星の応用のためのブロードバンド情報通信網構築が予定通り進めている。

衛星情報を利用した農業気象情報体系、山火事監視体系、漁場探索支援体系を開発して農業生産と国土管理、水産業発展に寄与しており、人民経済各部門で衛星応用技術の導入範囲が拡張している。

宇宙開発事業が深化するに伴い宇宙科学研究機関が整備され新しい研究機関が組織されており、宇宙科学技術力量は質的、量的に成長している。

記事は朝鮮で宇宙開発5か年計画が積極的に進められており、停止衛星とより質の高い地球観測衛星が完成し打ち上げを待っているっ状態であることを示唆している。

記事は、国家宇宙開発局は2015年3月に、朝鮮民主主義人民共和国宇宙物体登録機関として国連に公式登録されたと指摘した。(M.K

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元記者。 過去に平壌特派員として駐在した経験あり。 当時、KEDOの軽水炉建設着工式で、「星条旗よ永遠なれ」をBGMとして意図的に流しながら薄ら笑いを浮かべていた韓国側スタッフに対し、一人怒りを覚えた事も。 朝鮮半島、アジア、世界に平和な未来が訪れんことを願う、朝鮮半島ウォッチャー。 現在も定期的に平壌を訪問している。