朝鮮で書籍「高句麗ー倭(日本)関係」出版

朝鮮の科学百科事典出版社が、高句麗が倭(日本)に政治文化の影響を与えた事について概括した書籍「高句麗 – 倭(日本)関係」を出版した。

同書籍は4つの章からで構成され、高句麗人の日本列島進出と定着過程、分布を地名と文献、考古学的資料を通じて概括し、高句麗人が進出、定着して朝鮮東海沿岸と日本の本州地域に形成した様々な高句麗集落と小国についてと、河内・大和地方に進出した人々の勢力形成についてそれぞれ章を設けている。

同書籍で注目されるのは、高松塚古墳の築造年代を、1972年の調査発掘以来、日本の学界が今まで主張してきた7世紀末〜8世紀初めではなく6世紀だということを、こんにち残された地名や文献、考古学的遺跡遺物の資料に対する深い研究を通じて分析論証したことだ。

他にも、日本の歴史学界で論争対象にされている四隅突出型方墳と信濃大室古墳群の淵源、東京武蔵野の地名由来、日本の醤油と味噌の由来をはじめ、高句麗が倭国(日本)に与えた文化的影響の注目されるいくつかの側面を浮き彫りにしている。

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元記者。 過去に平壌特派員として駐在した経験あり。 当時、KEDOの軽水炉建設着工式で、「星条旗よ永遠なれ」をBGMとして意図的に流しながら薄ら笑いを浮かべていた韓国側スタッフに対し、一人怒りを覚えた事も。 朝鮮半島、アジア、世界に平和な未来が訪れんことを願う、朝鮮半島ウォッチャー。 現在も定期的に平壌を訪問している。