開城工業団地内にある北南共同連絡事務所が16日、完全に破壊された。
朝鮮中央通信は「クズの連中とそれを黙認した者らの罪の代価をすっかり払わせるべきだという激怒した民心に応じて北南間の全ての通信連絡線を遮断したのに続けて、わが方の当該部門では開城工業地区にあった北南共同連絡事務所を完全に破壊する措置を実行した」と報じた。
今回の措置は、朝鮮労働党中央委員会の金與正第1副部長が13日に発表した談話で「遠からず、無用な北南共同連絡事務所が跡形もなく崩れる悲惨な光景を見ることになるであろう」と語った予告が実行されたもの。
南北は2018年の板門店首脳会談でビラ散布を含む敵対行為の中止に合意、4.27板門店共同宣言と9.19軍事合意書に盛り込まれた。 しかしこの2年間、韓国当局はこれに関する立法などの関連対策を取らず、「脱北者」団体の対北ビラ散布を取り締まるどころか事実上放置してきた経緯がある。
今回の朝鮮側の措置は、現韓国当局者に対する見限りと決別宣言、朝鮮が進まんとする「新たな道」への一歩と言える。
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