朝鮮労働党中央委員会統一戦線部のチャン・グムチョル部長が17日、次のような談話を発表した。
以下全文
16日、我々は開城工業地区に建てられていた北南共同連絡事務所を爆破した。
慌てふためいた青瓦台が安全保障会議を招集しその結果に対する公式立場なるものを明らかにしたが、かつて長い間使ってきた大変古い手口通り他人に責任を転嫁しながらあえて誰それを脅かすなどの笑止千万な戯言まで言い立てている。
強い残念を表明するだの、期待に背いた行為だの、全ての事態の全責任が北にあるだの、状況を引き続き悪化させる措置を取る場合強く対応するだのと言いながら、それさえメンツでも立てる心積もりで目をじっと閉じて悲鳴のような声をあげる様を見守った。
今までクズどもの反朝鮮敵対行為を黙認したという我々の叱責によって悩まされ追われているうえに、自分の内部でも屈辱的な低姿勢政策、北の下命に屈従する政策だという非難攻勢を数多く受けてきたのだから、それでも今回だけはメンツ維持が切実であった模様である。
全民族と世界の前で行った北南宣言と合意を反故にした張本人が誰なのに、一体その責任を誰に転嫁するのか。
我々が最も神聖視するものを冒涜して我が人民をこれほど激怒させ、情勢を収拾しがたい窮地に追い込んだ挑発者が果たして誰なのにあえて誰に鞭を打つと言うのか。
世は責任を負うべき張本人をあまりにも明白に見分けている。
当然な罪の代価を払う酷い目にあったことだけであるのに、呵責を受ける代わりに低劣に事態の責任を論じ我々にそれを負えと言うのだから、我々は喜んで責任を負うであろう。
責任を負っても、我々に害になるのは一つもないからである。
卑怯で軟弱で、時を構わず汚らわしく振る舞う相手と何百回対座したところ履行されるものもなく、北南関係の将来も見えないのだから責任を負っても何が恐ろしいだろうか。
我々は、見守るほど嫌悪を覚えて汚らわしい南側当局とこれ以上対座したい考えがない。
それで北南間の接触空間をなくすことを始めたのである。
北南関係が総破綻したことに対する責任を負っても、我々はびくともしない。
得失関係を突き止めても、我々には何の失もない。
執権期間に治績積みに没頭してきた南朝鮮当局者にとって利害関係がある問題であって、我々は今まで何か得をしようと南側を相手にしたのではない。
それゆえ今後、南朝鮮当局との何の交流や協力というものはあり得ない。
やりとりする言葉自体もないであろう。
今まで北南間にあった全てのことは一場の春夢と見なせばそれまでだというのが我々の立場である。
今回の事態を通じて敵はやはり敵だという結論を再び確認したのが、本当に幸いである。
我々がすでに下した決断が至極正しかったということが証明された。
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